プロゲステロンとLHの違い

排卵後の黄体が分泌するのがプロゲステロン

LHサージが排卵日を特定する上で重要ですが、LH(黄体形成ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)は、ちょっと名前が似ていてややこしい存在です…。

なので、違いから触れておきます。

  • 黄体ホルモン:黄体(元は卵胞)という組織が分泌するホルモン
  • 黄体形成ホルモン:LHと呼ばれるもの、排卵前に急激に分泌量が増えるホルモン

プロゲステロンは、常にある程度の濃度が保たれているのですが、排卵の直後から急激に分泌量を増やします。これは、排卵前までは、”卵胞”という名前だった組織が排卵を終えると”黄体”という名前に変わり、このホルモンを分泌するからです。

黄体は、受精卵ができた時に備えてプロゲステロンの分泌を続け、子宮内膜を厚くして着床しやすくするなど、準備を促す働きがあります。

一方、その前段階で関わるのが黄体形成ホルモン(LH)です。
こちらが排卵に直接関係しているので、排卵日を特定するには、LH濃度の変化を確認する事になります。

もう一つ、注意しておきたいのは、LH濃度のピークが排卵した瞬間ではなく、ピークが終わってから1日半位に排卵が起こるところです。

卵胞が成長してくると卵胞ホルモンの分泌量が増えていきます。
これが、ある程度の濃度になると「卵子を出すの準備ができましたよ」という事なので、脳の視床下部は「卵子を出す刺激を開始しますよ」となります。

これがきっかけで、卵胞から卵子が飛び出し、残った卵胞が黄体に変化するので、黄体形成ホルモンという名前になっているんだなという事がわかりますね。

排卵日特定には、直接関係の無い黄体ホルモンですが、その後の役割の重要性を考える上でも、ちゃんと覚えておきたいものです。